推薦メッセージ

　みなさん、「朗読劇」というとどんなイメージを持っているでしょうか？
「お金がない芝居」
「台本を読むだけなんて、なんとなくつまらなそう」
「眠くなるんじゃないか」
でも堀井真吾さん率いる「物語シアター」はそんな朗読のイメージをあっというに覆します。
「今回は朗読にチャレンジします」という劇団や俳優のみなさんとは一味違う。声優、俳優、アナウンサーと出身は様々ですが、物語シアターは活動をはじめて20余年、朗読に特化した朗読プロフェッショナル集団なのです。
　私も局アナ時代に何度か挑戦し、おほめの言葉も頂きましたが、その私たちアナウンサーが、「叶わない！」と素直な感想を持ってしまうほど。
　物語シアターの演目は、単にマイクの前で台本を読むだけではありません。衣装を着て立っているだけなのに、目の前で演じているような迫力と躍動感。中には芝居のように動くものもあれば、ダンスまで！　しかもすべての演目、言葉の持つ力に磨きがかかっている。
例えば浅田次郎の「地下鉄（メトロ）に乗って」は、映画化もされていますが、映画よりも感動したという声が多数寄せられるそうです。
物語シアターの朗読劇を体験すると、言葉とはこんなにも豊かで、頭の中でイメージが広がるものなのか！と感じずにはいられない。それはこれまで皆さんが感じたことのない幸せです。
是非一度、劇場を訪ねてみてください。きっと、「次も物語シアターを見たい！」と思うはず。
私がそうでしたから。