レパートリー作品

「フランダースの犬」

  • 原作 : ウィーダ
  • 構成台本 : 椿 真二
  • 演出 : 椿 真二
  • 時間 : 40分
  • 語り : 2名、バイオリン : 1名

 奴隷のようにこき使われて捨てられた、瀕死の犬パトラッシュを救った、おじいさんと幼いネロは、以来、家族同様の絆で結ばれて行く。

 しかし貧しいネロは、その後不当な差別を受け、無実の罪を着せられる。その上、おじいさんの死という悲劇が襲い、たった一つの希望だった街の「絵画コンクール」にも落選してしまう。
絶望したネロは、吹雪の夜、一人外にさまよい出た。

 パトラッシュはネロを追いかけ、ついに街の教会で倒れているネロを発見する。そして二人が死を覚悟した時、あの夢にまで見たルーベンスの絵画を、奇跡的に観ることができるのだった。

 しかし、もう時はすでに遅かった・・・・・。

 イギリス生まれの女流作家ウィーダが、1872年に書き、1909年に初めて日本に紹介されてから、絵本、映画、TVアニメ等、あらゆる形で紹介されている、誰もが知る名作である。